近江牛について

日本には、「近江牛」「神戸牛」「松阪牛」といった和牛のブランドがありますが、その中でも「近江牛」は、約400年もの長い歴史を持つ高級和牛として知られています。

本日は、近江牛についてお話させていただきます。

近江牛について

近江牛とは、日本で最も歴史の長いブランド和牛で、その始まりは約400年前にもさかのぼります。江戸時代に牛肉の味噌漬けが考案されて将軍家に献上されるなど、古くから高い評価を得ていたのです。
琵琶湖周辺などの豊かな自然のある土地で育てられた近江牛のルーツは、もともとは農耕に使用されていた但馬系の牛だと言われています。しかし、他の三大和牛と呼ばれている「神戸牛」や「松坂牛」のルーツも同じ但馬系の牛であることをご存知でしょうか？「神戸牛」と「松坂牛」は、行政によるPRがうまくいったため価格が高騰しましたが、その一方で近江牛を飼育している行政は「近江商人発祥の地」でありながらPRがうまくいかなかったそうです。

近江牛の特徴は、何と言ってもきめが細かく柔らかい食感です。また、良い脂肪の特徴ともいえる独特の粘りと脂は、品質が高い証拠とも言えます。さらに、輸送中に牛の体重が減ることなく水分が蒸発することで起こる枝肉の量の減少も少ないということも高評価を得ている理由です。

近江牛を使用したお料理

きめ細かい肉質と柔らかい食感の理由は、豊かな自然の他にも、きれいな水と栄養バランスに優れた飼料にもあります。
そんな近江牛の美味しさを堪能することができるお料を、いくつか挙げてみたいと思います。

すき焼き：お肉のおいしさを存分に生かすために、すき焼きの際の味付けは控えめにするのがおすすめです。

しゃぶしゃぶ：近江牛が持つ柔らかい食感を実感することができる味わい方です。

焼肉：軽く焼いて味わうシンプルな食べ方だと言えます。意外にも女性に人気の味わい方なのです。

サーロイン：近江牛特有のまろやかさを味わうことができる味わい方で、その香りも最高です。

近江牛の認証

和牛ブランドは数多くありますが、その中でも下記の要件を満たすものが近江牛として認められます。
これらを満たすものには、認定証などが発行されます。

■格付が「Ａ４」または「Ｂ４」等級以上のもの

■生産者は、協議会の構成団体の会員

■「滋賀食肉センター」もしくは「東京都立芝浦」と格付されたもの

独特のまろやかな風味と驚くほど柔らかい食感は、格別ですよね。みなさまも、ぜひ近江牛のおいしさを味わってはいかがでしょうか。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。