京都の夏は鱧寿司

６月〜７月頃が旬の鱧（ハモ）は京都では夏の風物詩として知られ、この時期になると鱧寿司がより一層美味しく味わえる時期となっています。寿司につける香ばしいタレは口の中に広がり、暑い夏でも食欲をそそられる逸品です。
本日は、京都の夏「鱧寿司」についてお話しをさせていただきたいと思います。

鱧について

鱧はウナギ目ハモ科に属する魚で、西太平洋〜インド洋の暖かい海域に広く分布しています。国内では関西などの西日本で多く漁獲され、産卵を控えた６月〜７月頃の夏が旬となっています。
旬の鱧は産卵に備えて身体に栄養を蓄えているので脂がのり一年の中で最も美味しく味わえる時期です。
この時期になると主に関西地方のスーパーや市場に多く出回り始めます。
夏の京都で有名の祇園祭では別名「鱧祭り」と呼ばれるほど夏の風物詩として親しまれており、関西では馴染み深い食材となっていますが関東ではなかなか手に入らない食材なため未だ認知度が低い食材でもあります。
鱧はウナギに似たような白身魚で身が柔らかく大変美味なので夏の京都へ来たら一度は味わっていただきたい京料理の一つです。

また、鱧はビタミンB群を始め、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれており、新陳代謝の促進や疲労回復に役立つ栄養素が備わっているので夏バテ防止にも繋がり健康に嬉しい食材となっています。

京都で食べる鱧寿司

鱧は元々クセがなく淡白な味わいが特徴で、鱧寿司は夏の京都で味わうことができる京料理の一つとして知られています。鱧寿司は鱧を香ばしく蒲焼にしたものを用いて細長く作り切り分けて食べる他、棒状となっているものや、細い箱を用いた押し寿司などがあります。

上品な鱧の味わいと、香ばしいタレと米が一体となった鱧寿司は奥深い味わいを楽しむことができる一品です。料亭などで食べるのはもちろん、お土産の品としても喜ばれる京料理となっています。
食欲が落ちてしまう夏でも美味しくさっぱりと味わうことができるので、ご機会がありましたら是非、旬の鱧を使った「鱧寿司」を味わい夏の京都を感じてみてはいかがでしょうか。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。

ぜひ一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。皆様のご来店心よりお待ちしております。